2010年4月1日木曜日

エメループを利用した高個体メタモン捕獲

 エメループは、○分○秒コンマ○○に出るポケモンの個体値は○○で、性格は○○などの予測(と言っても100%確実ですが)を可能にするものです。つまり、特定の秒数に戦闘を開始すれば特定の個体値のポケモンに会えるということです。また、シンクロを利用することによって狙うポケモンに会う確率を上げることも可能です。
 確実に戦闘に入るため、甘い香りを使います。しかし遭遇するポケモンの個体値等が決定するのは甘い香りを発動した瞬間ではなく、戦闘シーンに入る瞬間(戦闘BGMが流れ出す瞬間)なので、甘い香りのエフェクトにかかる時間を前もって戦闘の始まる時間から引いておきます。しかし、エフェクトにかかる時間はポケモンによって(鳴き声の時間の影響で)ちがうらしいので、π人と同じトロピウスを使用することを推奨します。
 トロピウス使用の場合は、目標とする時間から4.50秒引きます。
 早速、実例をあげながら説明します。今回は有名なF3783(陽気ASメタモン、63.05秒)を例にあげます。
~準備~
ストップウォッチ(※必須)
トロピウス(甘い香りを使えるポケモンならなんでもおk)(※必須)
ジグザグマ(※メタモン捕獲を確実にするためにお勧め)
リピートボール(※他のボールでも可能ですがジグザグマと併用すると必ず捕獲に成功します)
シンクロの使えるポケモン(※目的フレームに当てやすくなるのでお勧め)
~実践~
1.砂漠の抜け道(遺跡マニアの家の奥)に入り、レポートを書きます。この時、入口の直前に立っているとポケモンに遭遇できないので入口からは一歩以上はなれます。この時先頭のポケモンは陽気でシンクロのポケモンにし、手持ちは最低一匹分空けておきます。
2.リセットする。(A+B+START+SELECTを同時に押す)
3.上記4つのボタンを離した瞬間にストップウォッチで計測を開始する。
4.目標時間―甘い香り発動時間に甘い香りを押します。
5.戦闘開始、メタモン以外なら2からやり直し、メタモンなら6に進みます。
6.先頭ポケモンをジグザグマに交代します。
7.相手が後手で変身をしてくるので、次ターンにリピートボールを投げ、捕獲します。
8.個体値を確認します。(バトルフロンティアの個体値オヤジがお勧め)
9.見事あたったらセーブ、外れの場合は2からやりなおしです。
 基本的に地道でつまらない作業なうえに、集中しなかったり他のものと同時作業すると最初のうちは成功率が下がるとてもキツイ作業です。個人差はありますが、一日1,2時間かけて2日~2週間ほどで成功するはずです。このフレームは狙いやすいのでぜひこのフレームから始めることをお勧めします。

エメループの詳しい仕組みとその利点

 エメループの時間経過は「フレーム」というもので測られます。1フレームは現実世界で言う1/60秒(約0.0167秒)です。
 フレームが進むと、計算式により出てくるポケモンのデータがはじき出されます。この計算式が解析されたお陰で、何秒にどの性格の、どの個体値のポケモンが出るか等があらかじめ分かるようになりました。
 つまり、前もって計算式を用い調べることにより、高個体値のポケモンがいつ出るかわかる、ということです。これが一番便利なのは孵化により厳選できないポケモン、つまり伝説ポケモンや、メタモン等があげられます。またつかめた色違いがいる場合、裏IDを出すことにより色違いを狙うこともできます。
 また、卵孵化に於いてはどちらの親からどこの個体値を遺伝するか、遺伝しない個所の個体値等もわかります。しかし、こちらは上記の野生ポケモン捕獲より難易度が高い。理由は後程書きます。
 基本的にフレーム数の話をする時には、F2391などと、Fの後にフレーム番号を書きます。フレームから秒数に変換するにはフレーム数を60で割ります。例えば、F2391は2391÷60=39.85秒です。

2010年3月27日土曜日

エメループとは? 5分くらいでわかる(?)エメループの基礎原理

 ポケモンのゲームにおいて、すべての個体はなぜ違うのでしょうか?どの様な仕組みで毎回違う個体を出しているのでしょうか?その答えは「乱数」にあります。乱数とは、全くランダムに数値等をはじき出すものです。しかし、ゲーム端末どころか一般的なパソコンでも通常は完全にランダムな動きを再現するのは難しいのです。
 そこで、「疑似乱数」というものが出てきます。疑似乱数によって動くものは、一見ランダムに動いているように見えるのですが、実際は計算式に従って進む予測可能な動きをするのです。エメラルド版の場合、この疑似乱数は電源を切るたびにリセットされ、乱数は起動した時からの経過時間で進行します。疑似乱数はいつも同じなので同じ時間ならば同じ動きをします。(疑似乱数を計算式と思っていただければ多少わかりやすいと思います。)
 つまり簡単に言いなおせば、計算は電源を切るたびに一からやり直し、時間がたつことにのみより進行します。つまり、起動してからきっかり3分後に出てくるポケモンの個体値は何回起動し直して3分後に遭遇しても全く同じ個体値のポケモンが出てきます。
 この永遠ループ現象を利用したものがエメループです。